
Yukiko Nishimura
一瞬の中に宿る永遠
西村有紀子は様々な表現方法を駆使するマルチアーティストです。
その作品群は伝統美と現代的なマテリアル·表現方法を織り交ぜ、伝統と現代がクロスするオリジナルの世界です。
ウエディングドレスのデザインから、桜をテーマにした現代アート、古代文字を用いた書、
そして、掌に収まる茶碗や彩り豊かな陶芸作品まで、どの表現にも、一瞬に宿る永遠の美をテーマに制作しています。
人の心を動かす、澄んだ美しさ。その一瞬のきらめきこそが、永遠の記憶となるのです。

Contemporary Art
主に桜をテーマにした、アクリル絵の具を使用した作品を描いています。
独自に編み出した手法で、何色ものアクリル絵の具を使用しながら、それらが厳密に見ると交じり合わずに共存しています。
一瞬の中にある永遠の象徴であるウエディングドレスのレースをマチエールに使用するなど、ドレスデザイナーとしての個性も残した作品です。
毎年桜の時期に、グランドプリンスホテル高輪ロビーで、個展を開催しています。





古代文字書
古代文字とは中国で紀元前2000年頃発祥した漢字の原型のことであり、
象形文字です。その当時、為政者が政をする時に巫女に占いをさせ、神からの啓示を
巫女を通して表記する際に、木の破片や亀の甲羅などに掘って用いられたもので、
神からの信託を記すための文字でした。
私は神の言葉を伝える為に生まれたこの文字を【神の文字】®と呼び、
アート作品として一瞬の筆さばきの中に永遠の時間を封じ込め表現しています。




陶芸作品

轆轤を使用せず、全て手捻りで作陶し、桜をモチーフにした立体作品や、自らが家元を務める世界初のほうじ茶道、煎華流の煎華焼であるほうじ茶専用茶椀など、他に類を見ない作品を手掛けています。
桜をあしらった立体作品は、煎華焼で土台を焼いた後に、現代アートの手法でアクリル絵の具で彩色。ほうじ茶椀は一瞬の中の永遠の幸せの象徴である、自身が手掛けるウエディングドレスのレースモチーフを使って刻印が入っているのが特徴です。
お茶を飲む時に、その刻印を指で触れ、今ある幸せに思いを寄せるという儀式を提案。その行為を含む全てをアートとしています。




